予備校校舎長の本音!大学受験のための塾の選び方
大学受験の塾選びって困りますよね。
選ぶにしても、
河合塾や東進ハイスクール、駿台などの有名予備校
東進衛星予備校や河合塾マナビスなどの映像授業の予備校
そのほかに、地域ごとの集団指導塾や個別指導塾などなど。
何がよくて、何がよくないのかわからない。
結論から言うと、その子に合った塾を選ぶです!
- なにを求めて塾選びをしているか。
- 学校の授業よりも受験対策をしたいなら予備校もしくは映像授業の予備校
- 手厚い指導を受けたいなら個別指導
- 大手(予備校)は難しそうだが、個別指導はちょっと不安・・・それなら集団指導塾
- まずは体験することができるのなら、体験を行うようにしましょう!
それがわからないから聞いてるんじゃないか!
との声が聞こえてきそうですが・・・
ホームページを見ても、
正直よく見えるように作られていますので、
なかなか差が見つからないですよね。
私も校舎長なので、
いろんなお客様を対応させていただいているのですが、
まず聞きたいのは、
なにを求めて塾選びをしているか。
塾選びで来られた時には短くて1時間、
長くて3時間弱お話をさせていただいています。
塾を検討している時点で、何かに困っているはず。
でなければ、自分で解決してクリアできていますよね。
でも、そうではないんですよね。
・なかなか成績が上がらない。
・大学受験の情報が学校だけでは不安。
・入試対策をしたい。
・部活をしてるけど塾通いなんてできるのか。
・そもそも勉強をしないから先が不安。
などなど様々な悩み、質問、相談事があると思います。
オーソドックスな考え方を述べるとするならば、
学校の授業よりも受験対策をしたいなら予備校もしくは映像授業の予備校
理由は、講師の質です。
予備校の目的は、大学受験が第一ですので、
学校の授業よりも、先の受験を軸に進めていきます。
・難関大学や医学部を目指す
・学校の授業はある程度ついていけて、先を見越している
・ライブ授業を聞きたいのなら予備校
・部活など習い事と両立するなら映像授業の予備校
ただし、注意があります!
授業を聞いただけで、受けただけで、成績は上がりません。
当たり前のことですが、意外と勘違いされている方が多いのですが、
授業を受けた後、復習がもっとも大事ですので、
お忘れなく。
手厚い指導を受けたいなら個別指導
なんといっても、「個別」と名が付くくらいなので、
手厚さは間違いないでしょう。
分からない問題を、その場で質問できることは大きなメリットです。
少人数で授業を受ける(講師1:生徒2など)ため、
その子その子の状況把握をしっかりとみてくれるので、
学習の進捗具合なども安心かと思います。
・学校の授業の補助や定期テストの対策をしたい
・分からない箇所を自分で考えるより教えてほしい
・自分のペースで進めたい
ここでも注意!
予備校と比べて、質は下がってしまいます。大半が大学生の講師になるため、
講師の学力具合によってばらつきはでてしまいます。
体験などで、講師や教室長の質を確かめることが大事です。
大手(予備校)は難しそうだが、個別指導はちょっと不安・・・それなら集団指導塾
小・中学校の時に集団塾を経験したことある生徒は、イメージしやすいかと思います。
高校受験向けの塾が大学受験向けに運営している場合が多く、
高校入学と同時にそのまま入るパターンが多いです。
・難関大学を目指す
・学校の定期対策もしてくれて、大学受験にも対応してくれる
・ライブ授業を受けたい
・小・中学校時代に通っていたので、安心して通える
これまた注意!
授業を聞いただけでは、学力向上には直結しません!
しっかりと復習を行って知識の定着を図ることを忘れないようにしましょう。
まずは体験することができるのなら、体験を行うようにしましょう!
・学校の友達が行ってた。
・上の子が行っていた。
ということで、その塾を簡単に決めてしまうのはあまりよくありません。
やはりその子が合うのか合わないのかがとても重要です。
またお子さんの通っている高校の合格者が、
どのような大学に合格したのかもチェックしましょう!
今ならホームページに掲載していることも多いので、
一つの判断材料にするのもよいでしょう。
今のお子様の学力がどうなのか。
それによって目指す大学までのアプローチをしっかりやってくれるのか、
確認することも大事ですね。
なるべく逆算で考えるようにして、
その塾の説明が適切なのかも見定める材料にもなります。
このカリキュラムで、ここまで成績は伸ばせます。
などの通り一遍の曖昧な説明なら、少し怪しいでしょう。
生徒一人ひとり頭の出来の良さは当たり前ですが、違います。
なので、その子にどれだけ考えてくれるのか。
〇〇大学を目指すならいつまでに成績をあげる必要がある。
そのためにはここまでにこの成績をあげないといけない。
だから、この授業をやる必要がある。
とちゃんと道筋を見せてくれないといけませんよね。
また、勉強以外にも受験情報をどれだけ詳しく把握しているのかも、
重要事項かと思います。
2021年1月からセンター試験ではなく、大学入学共通テストと変わります。
これくらいなら誰でも塾の人間なら把握して当然ですが、
それだけでなく、何がどう変更されて、それによってどう影響が出るのか。
また私立大学も大学ごとによって入試制度が変わってきています。
国語と選択科目(地歴or数学or理科)は共通テスト各50点配点で
英語は学部独自の問題80点配点となります。
英語外部検定試験で最大20点加点されます。
このように、大学ごとに変化があります。
特に今年以降は変化が大いにあるでしょう。
しっかりとした情報網があるのか、
やはり、自分の子の将来が大きく左右されるわけですので、
できるだけ安心したサポートを受けられる塾に、
お任せしたいところですよね。
色々と長々と書きましたが、
一番その子が合っているのかどうかが大事ですので、
多少の労力は使いますが、しっかりと見定めましょう。
ちなみにですが、塾を今後も変更するということもあることなので、
入ったら絶対続けなくてはならない!では「ない」です。
だから簡単に決めていいわけでは当然なく、
出来る限りは一つの塾で最後まで頑張るつもりでやるのが一番です!
でも柔軟な対応も必要ですので、合ってなさそうなら次を考えましょう。
この記事を読んで、
少しでもお子様の塾選びにお役に立てれば幸いです。