これを見れば分かる!学部の決め方。~経済・経営・商学部編~
似たものだが、いざ説明してみて。と言われると、
説明できない「経済学部」と「経営・商学部」との差。
いかがでしょうか?
ちゃんと説明できますか?
文系学部で就職を考える際に有利と最も感じやすい学部で人気があります。
しかし、就職に有利というだけで、
中身を理解せずに大切な4年間を過ごすのはとてももったいないです。
今回はしっかりと中身を理解した上で、
やはり、「経済学部」「経営・商学部」が良いと自信を持って言えるように
していきましょう。
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ざっくり、マクロが経済で、ミクロが経営・商でしょ!
とドヤ顔される高校生がいますが、
正解です!
ただ、ざっくり過ぎますね。
もう少しかみ砕いてみてみましょう。
同じ「経済活動」という現象を扱う学問ですが、
経済学は社会全体の経済活動から理論分析に問題意識を持つのに対して、
経営学は企業のマネジメントや行動原理を研究するものです。
単に分析するのではなく、いかに行動すべきかを問題とし、
実践に応用するのが経営学の視点となります。
理系の学問に例えると、
経済学は自然界の法則性を探求する物理学、
経営学はその法則を踏まえながら、いかに人間に役立てるかという工学に似ているといわれます。
さてさて、それでは、
本題の経済・経営・商学部に関して見ていきましょう!
経済学
理解を理解し、経済現象を分析する。
経済学というと、難しく感じる人もいることでしょうが、
実は私たちの生活に関わる身近な学問なのです。
その理論を実社会に役立てていくことが、
経済学には求められます。
経済学では主に理論と応用方法を学びます。
理論には、個人や個々の記号の経済活動を考えるミクロ経済学、
日本やEUといった国や地域圏の景気動向などを分析するマクロ経済学があります。
応用には、実社会の制度設計にも深く関わっていく
財政学、金融学、公共経済学や国家間の貿易を扱う国際経済学などがあります。
また、経済学には実証分析が欠かせません。
様々な統計データを分析する手法も身につける必要があります。
コンピューターを使ってシミュレーションを行い、
経済動向を予測するために演習を設けている大学も多いです。
~先輩たちの声~
商学から情報工学までありとあらゆる分野の学問を「経済学」に応用することができます。また、統計学は大量のデータを分析することで、類似点や差異などを見つけることが出来る点に楽しさがあります。(東北大経済学部)
経営・商学
企業や組織のよりよい経営活動を考える
より望ましい成果を生み出す方策を検討する学問です。
経営管理論では、
経営者や管理者の視点から
目標達成のための効率的な組織や人材育成について考えます。
会計学では、
主に企業の財務状態と利潤をめぐる計算方法について学びます。
急速なIT化を背景に、
経営学の知識と情報技術のスキルを併せ持つ人災の育成を
目的とした経営情報学という学問も展開されています。
一方、商品の流通や消費という面から分析していくのが商学です。
消費者行動論では、消費者がどう商品を選んで購入するのかを分析し、
マーケティング論では商品の販売や広告戦略を考えます。
このように経営・商学系は
人・モノ・カネ・情報など経営活動に必要な資源を、
組織としていかに管理・運用(マネジメント)すれば、
商品やサービスといった価値を提供できるのかを学ぶ学問でありますし、
実学的要素が強いです。
~先輩たちの声~
経営学は、人の感情や市場の流れ、政治など様々な状況を鑑みる必要があり、
多面的に見る力が養われる学問だと思います。(早稲田大商学部)
いかがでしたでしょうか。
お子様が迷われている時に、この記事の内容を教えてあげて、
参考にしていただければ幸いです。
大事な将来の学部選びを、しっかりと考えていきましょうね。