ズバリ!大学の志望校の決め方はどうしたらいい?いつから選ぶといいの?
大学受験をする上で、考えることの最重要事項として、
どこの大学にするのか?ではないでしょうか。
そんなのは後々でいいじゃないの?
高校3年生になったら自然と決めたらじゃないの?
共通テストの点数が出てからで本格的に決めたらいいじゃないの?
といった声を聞くことがありますが、
はたして本当にそれで大丈夫ですか?と逆に問いただして、
焦りだすパターンを何度もみたことがあります。
その訳とは何かを一緒に考えていきましょう。
- 目指すゴールがあれば、目標を立てやすい
- 勉強する科目の優先度を決められる。
- 国公立大学なのか、私立大学にするのか。
- いつ頃までに志望大学を決めた方がよいのか?
- 絶対にそこにいかないといけないわけではない。
意外とびっくりするかもしれませんが、
【学科→学部→大学】の順番で検討しましょう。
え!?反対じゃないの?大学決めてからではないのかと言われますが、
そもそも、やりたいことが何なのか?が重要かと思います。
最終的にどのような将来を思い描いているのか。
どの職業を目指すのか。
そのために、どういった勉強をするのかを見ないといけません。
ですので、その細部として学科を決め、
その大枠の学部、
そして、通える範囲や、学費、レベルで大学を選択
といった流れになるかと思います。
ですので、何をやりたいのかを軸にしっかりと決めていきましょう。
そもそも志望校を早くから決めるメリットはあるのか?
はい!メリットは十分にあります!
目指すゴールがあれば、目標を立てやすい
受験勉強をするにあたって、どのレベルまで到達しなければならないのか、
知る必要があります。
・基本的内容までなのか?
・応用レベルまで必要なのか?
・発展問題まで解けるレベルが必要なのか?
志望校が決まっていることで、目標レベルが決められ、
いつまでにやりきればいいのか、ペースを決められます。
例えば、神戸大学は難関国立大学をみてみましょう。
神戸大学の文系学部の二次試験の数学に関して、
大学自体は難関大学です。
しかし、そこまで難問が出ることはありません。
奇問は出ず、良問が出ることが有名で、
しっかりと応用レベルまでを習得すれば、十分合格点を取ることは可能です。
志望大学が決まっていることで、
科目ごとに、どのレベルまでの到達する必要があるのか、
調べることができます。
それが分かっているだけでも、全体の学習ペースを計画することができます。
勉強する科目の優先度を決められる。
例えば、入試科目(点数)が、
英語(200点)、国語(150点)、日本史(100点)の合計450点だとします。
これを見て、全力で日本史を頑張っていこう!とはなりませんよね。
全体の44.4%を占める英語に力を注ぐのが、無難なのが分かるかと思います。
我が子は英語が苦手なんだといっても、得点率から高い英語をそっちのけで、
とはいかないですよね。
苦手であれば、合格最低点を見ながら、例えば得点率の高い英語を6割くらい取れるようにして、その分国語、日本史で補うために、力を注ぐ計画をする。
などのように、勉強のウェイトを決めるというのも、志望校が分かっているからできる考え方です。
志望校もわからず、願書を出すときに点数配分を知るともなれば、
とてつもないプレッシャーが襲ってくるのは間違いないです。
さすがに願書を出すときに、
点数配分を知るというのは極端な例ではあるのですが、
そういうことを未然に防ぐためにも大事ですね。
決めることは重要性はご理解いただけたでしょうか。
では次に、
国公立大学なのか、私立大学にするのか。
学費の面はこちらをご覧ください。
soraomamedaigakusoudan.hatenablog.com
国公立大学を選ぶメリット
学費が安いメリットとしては、
「医・歯学部」に関しては、断然私立大学と比べると、断然違いますので、一つの要因にはなると思います。
大学内の設備は充実している傾向が高いです。
運営が国や地方自治体ですので、予算配分も決まっています。
どの学部であっても不公平感があまりないものとされています。
ですので、どの学部でも、設備に関して安定供給があると考えられます。
私立大学を選ぶメリット
私立大学は学費が高い分、国公立大学に比べて、施設設備の充実具合は高いです。
また学部・学科が豊富です。
将来的に進みたい進路先が、志望する学部に合致することもよくあります。
最近の傾向ではスポーツ関連の学部が多いです。
これは国公立では直接合致する学部は見当たりにくいでしょう。
また、キャンパスも美しく、サークルなども比較的多いため、
思い描きやすい大学ライフというものを容易に想像しやすいかと思います。
また就職へのサポート体制も充実している可能性が高いと考えられます。
就職率の良さをアピールしている大学も多いです。
いつ頃までに志望大学を決めた方がよいのか?
理想は高校2年生の夏ころから二学期中が良いと考えます。
なぜなら、学力上位層から中位層は高校生活の半分が過ぎた、
2学期以降に受験勉強を本格的にスタートすることが多いからです。
受験勉強は早く始めた者が断然有利です。
中高一貫の有名私学校では6年間かかる勉強を5年で終わらす。
(早いところでは高校1年生で終わらすことも)
残りの1年(もしくは2年)は何をするのか?
演習量を稼ぐのです。
問題をひたすら解いて、解いて、解く!
現役高校生は授業で習っても、問題を解くことに慣れていない。
時間が足りない。ということに陥りやすいのです。
少し話が脱線気味になりましたが、
志望校を決めてしまえば、やるべきレベルが分かり、
いつまでに知識の習得(インプット)を終わらせ、
残りの時間を演習量(アウトプット)に注ぎ込むのかという計画が立てられます。
ですので、早く決めるに越したことがない。のです。
でも決めたからと言って、
絶対にそこにいかないといけないわけではない。
絶対にここ!ときめているなら全力で、走ればいいのですが、
確定していなければ、第1志望校・第2志望校・第3志望校くらいまで決めて、
一番高いレベルを目指しながらやっていくと良いでしょう。
高校生のうちからやりたいこと、進みたい職業が決まっている生徒は、
多くないと思います。
そもそも大学生も就職活動時に改めて考えたりするくらいですから、
焦らすことはないです。
どういう職業があるのか、
やりたいことはどんなことか、
興味があることはなんなのか、
お子様と一緒に考えてあげてみてください。
今ならネットで検索すれば色々出てきますし、
有名大学のHPからどんな就職先に行っているのか、
など、色んな探し方がありますので、
お休みの日などに一緒に探してみて下さい。
ただし、強制的に、さぁ一緒に探すわよ!スタイルではなく、
こんな職業面白そう、この大学なら○○くん、○○ちゃんに合ってそうじゃない、
といった感じの提案スタイルでいってみてください。
まとめです。
大学選びは、
やりたい職業を軸に学科から決めていく。
それに応じて学部、大学を決めていく。
いつまでにかというと、
できれば、高校2年生の夏~秋までです。
あくまで参考ですので、絶対ではありません。
ただし、早いに越したことはありませんので、
受験を有利にするためにも、お子様の為にも、
一緒に考えてあげたり、寄り添ってあげるなどしてあげてくださいね。
長々とご覧いただきありがとうございました。